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三国志U諸葛孔明「空城の計」


□ ストーリー
数年前に公演のIでは、桃園決義から赤壁を上演らしい。
今回は、荊州争奪戦から五丈原まで。
人形製作:川本喜八郎氏
脚本:ジェームス三木


□ 感想なぞ
注目は、孔明の声が橋爪功氏という点。かつてラジオで放送していた吉川三国志の朗読がとても良かったので、期待ふくらむ舞台です。
人形の方はNHK版をもっと大きくして、ちょっと丸顔になった感じ。
パンフの写真を見ると見慣れてないせいか少し違和感だけど、舞台で動き出すと、放送と変わらぬ良い動きの人形たちに感嘆。

話の方は、描き込むところと飛ばすところの緩急が良く、駆け足を駆け足と感じさせず見入ってしまう展開。
別取りの声と人形の動きがとても良くあってて、そちらの違和感も無かったです。
NHK版以上にいい人光線を発して、劉備が触れた者は皆いい人になってしまう感じだったけど(笑)。
孔明は、軍師として冷徹なとこは冷徹だったので、満足。
貴重なのは、年取った趙雲(!)を見られたことかも。
↓こんなん。
年取った趙雲
白髪混じりでヒゲもある。
最後、五丈原で孔明が亡くなって、劉備たちはじめ皆が待っているところへ行く頃には、ちょっとうるっとしたりも。

何度か再演されたんですが、どうも距離がある場所で見に行けずじまいなのが残念。


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