□□□ 第一巻 □□□
 
第一回 『桃園の誓い』


記念すべき一話目は、いきなりの十常待
しかも、蝋燭の光しかない部屋で暗殺計画をねっている(怖ッ)。
お次は『無実の罪』で捕まる神々、竜々。
世の中が乱れきってるっていうのは、大変良く表現されていますが、子供向けじゃないんですか?と思わず問いかけたくなります。

そこを過ぎれば、関羽登場。
役人といえど悪事は許さない姿勢も、姿も声も渋くてイイ感じです。
そして、主役の劉備も精錬かつハンサムです。
……でも、どうみても淑玲のことはナンパしてましたよね?
黄巾賊の取り締まりに現れた曹操は、洛陽警備隊長では終わらないっていう人物の大きさが出てて、やはりイイ。

驚きだったのは、張角が櫨植先生の門下生で、劉備の先輩なあたり。
仲間になれと言う張角に、「このやり方は従えない」とバカ正直に告げた劉備は、首に縄かけられて、馬に乗せられて処刑寸前に
やはり、子供にトラウマ植え付けそうな……

桃園の誓いは、意外とあっさりしていましたが景色が綺麗でした。
というあたりで、続きは次回。

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第二回 『黄巾の嵐』


黄巾賊では無く、張飛大暴れと言った方が正しい回。

気になるのは、関羽は一人で黄巾賊百人を片付けたのか?という点。
展開的に、それでないと説明がつかないが、となると最強は張飛ではなく関羽では。

話の方は、蘆植先生は捕まってしまったし、美芳の屋台は黄巾賊に取り囲た上、崖上から弓、頼りの馬も逃亡済み、という絶体絶命具合で、待て次回(心臓に悪い)。

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第三回 『張角の最期』


相手がどんなにイイ男でも、賭けの対象にされたら女の子は怒ると証明された回

曹操が劉備と絡みたくてしょうがないのか、淑玲が気に入ったのか、先に大将首とった方が淑玲手に入れるという賭けを持ちかける、超展開。
先ずは劉備の張宝攻めなんですが、相変わらず三人だけで出撃して行って、さすがにソレでは無理がないかと思いました。
さらに、張飛の苦手は蛇と判明
これで張宝の妖術を破る術も発見して、張角の元へ。
曹操の方も負けじと張梁を破り、こちらも怒涛の勢いで張角へと進軍。
結局のところ、張角は病死していて賭けはチャラに。
しかし、先に到着した曹操は病死を隠して己の手柄にしても良かったはずなのに、しなかった。
劉備相手だと、時折、妙にイイ人です。
曹操かと疑うくらいにイイ人です。人形劇の曹操は、ホント劉備のこと好きすぎると思います。

さて黄巾賊は滅亡したけど、淑玲も行方知れずになったところで、続きは次回。

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第四回 『英雄動乱の都へ』


県尉の衣装が、三人お揃いでびっくりの巻。
それはそうと、先に手を出したのは張飛ではありましたが、劉備も督郵のことを殴りました
こちらの方がすっきりするけど、正史もそっと取り入れられたりするんですね。
これにてお尋ね者扱いになった劉備たち、なんと進路を洛陽へ。
実際の演義ではしばらく登場しない間にきたわけですが、さてどうなる?

洛陽到着の劉備、白覆面に変身して縦横無尽の大活躍
霊帝の遺書を預かった櫨植先生を二度も助けたり、などなど。
しかも、淑玲はいつの間にか後宮つきの女中です。
待って、ちょっと待って。
庶民のお嬢さんが、どうやって入り込んだんですか?
そのおかげで、市井に身を潜めている劉備の元に宮殿の情報が入り放題ではあるんですけどね。
しかも、白竜(人形劇での劉備の愛馬)まで手に入れているという。

ともかくも、霊帝の遺書を何進と十常待が狙っているという異常事態です。
曹操は何進側で、同士は袁紹と王允といったところ。
怪しいと何進に問い詰められた劉備を、
「朝っぱらから太公望を決め込んでいる男に、知り合いはおりません」
などと、さらっと助けてくれるあたり、カッコいいんですが絶対裏がありますよね。

あらゆる意味で都の混乱は続きそうなところで、続きは次回。

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おまけ 『アートギャラリー 一』


DVD版だと、何巻か置きについているオマケ、その一。
アートギャラリーというのは、人形写真集といった趣です。
今回は、劉備、関羽、張飛、孔明、ホウ統、趙雲、馬超、黄忠、馬謖、姜維、徐庶、劉禅、淑玲、美芳の劉備軍勢と、張角、董卓、呂布、貂蝉、王允。
省かれちゃったのは、孫乾、馬良といったあたり。
ジオラマ風がありまして、劉備たち三人が挙兵するぞ、という雰囲気のと貂蝉絡みの連環の計と。
連環の方のドロドロした雰囲気はなかなか。

だがしかし、この孔明の写真、今まで見た中でイチバン出来が悪くてがっかり……

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