□□□ 第三巻 □□□
 
第九回 『連環の計』


孫堅の死に様が微妙に無様だったのが残念であります。いや、演義でも「ええ?!」とは思いましたが。
それよりなにより、衝撃のインタビュー
ノーコメントと言いながら、意外と饒舌な曹操がかわいくもありおかしくもあり

話は、タイトル通りに貂蝉独壇場です。
至極あっさりと董卓と呂布を手玉に取り、董卓は宮殿に誘い出されます。
「皇帝になれる!」と踊ってるあたり、そういえば登場時も知恵の輪で遊んだり、無邪気ではあったっけな、などと思い出したりもします。
が、これから起こることを思うと、むしろ薄ら寒いです。
暗殺計画実行時は、最初に雑魚を一掃したりと、一筋縄ではいかない男の一面も。
だが、呂布の前にはひとたまりもありません。
というわけで、董卓退場。

旅から帰った劉備に、ことの顛末を知らせる曹操。
二人は一晩語り合うことにしたようですが、ここで何が語られたのかが最も気になります
というあたりで、続きは次回。

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第十回 『龍虎 相撃つ』


曹操、大暴れの回。

しかし、父親の仇討というよりは徐州が欲しい先行のように見えなくも無いのですが。
劉備が援軍に来るのはお約束として、呂布が蠢き始めます。
曹操大火傷のアレなんですが、棺桶大作戦無かった……残念……

劉備が徐州太守になり、曹操が献帝を手に入れました。
というあたりで、続きは次回。

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第十一回 『豪傑 張飛の涙』


自分の親がやられたことで学んだのか、曹操は劉備の親を狙ってまいりました。
悪者扱いにもほどがあります(苦笑)。
程仲徳と荀攸初登場には注目です!

淑玲が相変わらず凄いです。
狙われたのを察知して、母親逃がしちゃう。
劉備と淑玲が再会した時の周囲の気の使いっぷりは微笑ましいです。
が、呂布がやって来ます。
なんと、使者が貂蝉ですよ!
しかも、まだ関羽のことが好きですよ!そうか、それで前回、呂布が「貂蝉が心を開いてくれない」とかとボヤいていたのか。
まあ、ともかく呂布は、ある意味期待通りにやってくれました
どちらかっていうと、張飛が期待通りにやってくれました、って言う方が正確でしょうか。
酒飲んで油断して、留守を預けられてた徐州陥落。
さすがの劉備が「愚かで軽率で許しがたい」と言い放ってます(笑)。
いや、許されますが。

さて、雨を利用して劉備が逃げたと察知した曹操、また何か画策しはじめましたよ。
というあたりで、続きは次回。

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第十二回 『野望空し 猛将 呂布』


曹操の面目若如の回。そして劉備の武力はどの程度か気になる回

曹操に関しては、謀略だらけ、仕切りまくりなあたりです。
初手はともかく、呂布は完全に曹操の手のひらで踊らされました。
それはそうと、また流浪になった劉備を程仲徳が待ち伏せているあたり、とても曹操の意図が透けてます(笑)。
前回の感じからして、劉備を排除するのに本気になってきたかと思ってましたけど、どうやらそうでも無い様子。
どころか、この人、未だに劉備を味方にしたくて仕方ないようですよ。
なんせ、「逆らわない保証はしない」って言っても劉備なら許すそうですよ!
どれだけ劉備のこと好きなんですか、曹操(笑)。

さて、孫策も動き出した回です。
玉璽を差し出す賢さを持ち合わせる青年に、袁術いきなり勘違いの大舞い上がりです。
馬鹿だ、と思ったのは総員一致らしく、曹操、劉備どころか孫策も討伐軍参加です。胡散臭く参加した呂布は、案の定裏切りましたが……

そんなわけで、とうとう下ヒも水浸しです。
呂布は降服勧告を無視しまくるのですが、関羽のコメント「武将の意地だろう」に対する劉備の返しが秀逸。
「意地で腹は満たされない」
その他、呂布を追い詰めた時の「赤兎も二人乗ったらただの馬」といい、劉備名言の回でもあります。

陳宮の最後はカッコよく、ですが呂布の感覚が本気で謎です。
曹操が憎いってのいうはともかく勝負したいのは玄徳って。
しかも、剣で勝負って、どれだけ汚いんですか……
いや、負けますけど。そして、貂蝉も後を追います。
いくらか、しんみりと余韻を残したところで、続きは次回。

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おまけ 『ことわざ三国志 一』


特別番組でやっていたもので、全三回の一回目だそう。
タイトル通り故事成語の解説番組なんですが、最初は正史と演義について、舞台となった時代、地図での場所説明もある、三国志ガイド的なもの。
紹介された場所は、タク、襄陽、赤壁、落鳳破、白帝城、五丈原で、アレ玄徳ばっかり?せめて官渡は入れてあげて!という感じであります。
さてその後は「連環の計」の解説。王允が仕掛けたアレと、士元が仕掛けた赤壁の両方が取り上げられてました。
   シーンは貂蝉絡みの方をじっくりと。
後は、「読書百篇意自ずから見る」と「髀肉の嘆」。脾肉の方もシーン再現有です。
……脾肉っていうより檀渓を飛ぶの再現なんですが。

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