□□□ 第五巻 □□□
 
第十七回 『決死の千里行』


関羽が千里を走る回(まんま過ぎる)。

五関それぞれにドラマがあるので、見所満載です。
しかも、誰も殺さずに行くというハードルの高さ。
胡賈と胡班の親子とか、劉備の母と淑玲の為に雨風を受け止めてるところとか。
朴訥としてる関羽が、案外演技も出来る事実には驚きましたが。
個人的には、曹操の為に必死に動く郭嘉と夏侯淵も格好いいと思います。
後、神々と竜々が使者に選ばれた理由とか。
張飛が関羽が裏切ったと勘違いしますが、あそこに曹操が居合わせたら、最も怒るのは彼でしょう。

そして、あの趙雲の口から「兵の訓練がなっちゃいないぜ?」とか「よせよ、俺を殺す気じゃあないよな?」なんてトッっぽい兄ちゃんな台詞が聞けるのは人形劇だけです(笑)。
でも、劉備との再会シーンでは手をしっかりと握って瞼閉ざしていて、感慨を感じます
離散して集合するたびに増える、劉備マジックが際立ったところで、続きは次回。

>>> 


 
第十八回 『張飛の虎退治』


張飛はやっぱり単細胞、だがちょっぴり憎めないの回。

しかし、趙雲の意見に劉備が頷いただけで拗ねるとか、どれだけ子供ですか。
一念発起で学ぼうとした孫子に、曹操の注釈がついていたことに怒るあたりも笑えます。
でも、曹操の孫子注釈がもう出回ってるって、どれだけ出版環境凄いんですか、この世界。

まとめとしては、張飛は力自慢で単細胞なところが魅力ってことじゃないかな?ってところでしょうか。
実際、虎のせいにしてた盗賊やっつけるとこ含めて、ユーモラスで小気味はいいです。
というあたりで、続きは次回。

>>> 


 
第十九回 『官渡の戦い』


いよいよ官渡クライマックスですよ!の回。

やはり、烏巣の焼き討ちでしょう!
ただ、ちょっとあっさりし過ぎてて残念。やはり、馬も人も音を立てぬようにして行ったシーンはやって欲しかったです。
対袁紹戦の趨勢を決めたともいえるわけですし。

さて、劉備は詔勅によって許昌を攻めて、失敗するんですが。
きっかけが凄すぎです。
勅書を雁に付けて飛ばす献帝も献帝ですが、それを射落とす張飛も張飛です
ともかく、劉備はまた逃亡です。
というあたりで、続きは次回。

>>> 


 
第二十回 『災いを呼ぶ馬』


せっかく孫乾いるのだから、ここから出して欲しかったの回

劉表への使者がなぜ趙雲。
こういう時は絶対、孫乾なのに。残念過ぎます。

話はあまり動きが無いのですが、シーンとして美しいのが檀渓飛び。
月夜と渓谷と白馬のコントラストが綺麗です。
というところで、続きは次回。

>>>