さすがにOAVになりました。二本目まで劇場公開だったことの方が驚きではありますが。
すでに怖いもの見たさの完結編、劉備軍益州攻略から五丈原まで。
OAVになったからかどうか、オリジナル性が一番高いです。
関羽の娘が登場。
しかも、隠し子設定。
事情ある子供を、自分の子と言えば粗末に扱われないだろうと思い、民に預けてたらしい。
活躍状況からして、花関索を女版にした感じ。
髪まで真っ白で妙に老け顔になってしまった馬良は、なぜか夷陵で戦死なのですが、死に様は劉備をかばう壮絶さでカッコいい。
そして、なぜか馬良が、このアニメシリーズにしては異様に見た目がカッコいい。
女花関策のお嬢さんと恋に落ちるからのようだ。
ココまで来ると、すでに主役は女花関索。
しかも、街亭の敗戦で馬謖が処刑されたのが許せずに、蜀軍を去る。
姜維も登場しないままで、武将がホントにいない蜀軍、当然のように追い詰まる。
孔明が命旦夕で祈るシーンは、あらゆる意味で悲劇的。
ものすごい大声で祈ってるのに、秘密。
人払いして、誰もいなくなったの見計らって祈っていることになってるが、ものすごい無茶。
蜀軍の危機を聞いた花関策嬢が、死せる孔明生ける仲達を走らすをやって、終わり。
最後は無難なとこにまとめたかな、と思いきや、エンディングでものすごいシーンが。
やはり引退した女花関索、なぜか子供らと幸せに暮らしましたオチ。
スゴイ映画は、スゴイままで終りました。
どういう意味かは、書かなくてもおわかりかと。