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『ボヘミアの醜聞』


記念すべき一話目は、ホームズを一気に人気にしたこの話。
これで、永遠に『緋色の研究』がジェレミー・ブレット版で映像化されることはないですね。
だって、いちばん若くないとできないからねぇ(暴言)。

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原作のシドニー・パジェットの画像ままな覆面のボヘミア王がステキ。だって、なんかフリルくさい衣装に目元だけのマスクといういでたち。
どう考えてもその格好は怪しいだろう……?
動じないホームズは、もっとステキですが(笑)。
二人一緒の写真を撮ったいきさつは、アイリーン・アドラーが一枚上手。
ボヘミア王、王妃にしなかったのは身分じゃなくて、尻にしかれそうだったからではないのか?(またも暴言)

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原作忠実に進みますが、ホームズの仕掛ける茶番劇のところ。
群集が集まって、アイリーン・アドラーが巻き込まれるようにケンカを始めて、それに牧師に化けたホームズが巻き込まれて…… っていう、あのあたり。
文章だとワトソンくんがさらりと流してくれるのですが、映像化されると茶番劇度250%(当社比)。
それは、間違いなくバレるでしょう、ホームズ。
アイリーン・アドラーが賢かったというよりも、ホームズの仕掛けた作戦が猿芝居に見えてしまった私でした。
でも、作戦が上手くいったと思って無邪気にはしゃぐホームズとワトソンくんはかわいい。
はしゃぎすぎで、アドラー嬢の変装に気付かないんだもん(笑)。


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