これは、映像化っていいなぁと思わせられた一編。
一見、子供のイタズラ描きに見える人形が、実は闇黒街の暗号っていうミステリアスさが、原作だとイマイチだと思ってたので。
そこらじゅうに書きなぐられた人形は、不気味。

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さて、注目はトップでしょうね。
ホームズがいつもの些細なことから推理して見せるシーンから。
「なんだ、そんなことなのか！」
種明かしをして、ワトソンに言われちゃったホームズは少し拗ねながらも、
「じゃ、僕のことを当ててごらん」
ワトソン、少し首を傾げてから。
「ホームズは陽気である……すなわち、事件を抱えてる！」
もちろん、大当たり。
マジックのように暗号を取り出してみせるホームズが、ホントに事件が嬉しそうでかわいいです。

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暗号のキーに気付いたあとのホームズは、子供が新しいオモチャをもらった時と一緒。
目はきらきらだし、顔は笑ってるし。
さすがに、間に合わなかったのを知った時は神妙でしたけど。
でも、犯人呼び出しに成功した時はやっぱり嬉しそうだし、やっぱり子供（苦笑）。

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そうそう、最も驚いたこと。
原作読んだ時に、ヒルトン氏は少々年いってる人っていうイメージで、奥さんはすっごい若そうだと思っていたのですよ。
だから、連れ戻しに来たもと婚約者も当然若いと信じておりました。
現れた犯人、ハゲ。
しかも鬚つき。
いや、ホントにびっくりしましたとも。
たしか挿絵だと犯人、髪の毛あったような気がするんだけど。