ヤキソバパンの呪い。
■ ヤキソバパンの呪い。 ■

忍はぎっちりがっちり、パンの詰まった袋を抱えている。
でもって片手でヤキソバパン、もう片方にはパックのジュース。器用である。
その後ろを、コバンザメのごとくついて歩いてるのは、俊。
「なぁ、メシわけてくれよ〜、腹減ったよ〜」
「やーなこった」
「そう言わず〜、このとおり」
無言で忍は、舌だけ出して見せた。


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