小 癪 な 師 匠 と 若 弟 子
+ + + The aggravating mastar and a young disciple + + +
大魔法使いと、その弟子の日々。
うめこぶ茶と、共に。
※ 一話完結型、連作短編。
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師匠の扱い方
「物事には、上手なやり方ってのがあるのさ」
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魔法使いの本棚
「もしも目に出来たのなら、君はツイてるってこと」
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手向けの花
「それが、たったヒトツの約束だったからさ」
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友を選ばば
「俺に言わせりゃ、変わったヤツだよ」
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敵を知り己を知れば
「最低限、知っといた方がいいことはあるわけだ」
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運命と選択
「選ぶのも責任取るのも自分というのの、最たる話」
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青は藍より出でて
「俺を怒らせないで欲しいもんだね」
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遠方より来る者
「こういうのも選ばれし者ってヤツなのな」
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明の方に陽は昇り
「魔法使いにも年明け恒例ってのがあるのさ」
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うめこぶ茶を巡る椿事
「反則技の応酬って、ご法度のはずだけど」
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月夜に花咲く
「いつも聞こえてることを、忘れないからさ」
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古より伝わりし
「誰にでも若気の至りってのはあるもんで」
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空の川に橋架けて
「なんでも修行って言やいいと思ってるだろ」
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夜光に煌くは
「誰でも、昔話のヒトツくらいはあるってこと」
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袖すり合うも
「こんな始まりも有り、だよな?」
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御伽噺の果て
「お祭り騒ぎも、俺にとっちゃ厄介で」
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再会の刻限
「時には、師匠自身が動いてくれないと」
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灼灼たる華々
「のんびり買い物もさせてもらえないってのは無いだろ」
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百聞は一見に
「確かに、勝手に想像してたのはこっちだけどさ」
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祝福という呪文
「愚かしいくらいの一念に、敬意を表してってところ」
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春立ちの庭掃除
「掃除も楽じゃないっての」
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逆鱗に触れない
「それくらいしか思いつかないよ、今は」
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悪夢に獏
「でもって、風邪には」
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絵本の中のような
「なにもかもが、童話みたいだけど」
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網を引き上げる
「新年早々、手をかけさせてくれるよな」
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