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『独身の貴族』


今回も90分での登場。オリジナル色の強い一話です。

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最初は、何かの事件を解決して帰って来るところから。
どうやら、すっかり夜も更けてるんですが、ワトソンはこれから出かけるらしい。
「セミナーの成功を祈ってるよ」
「あんまり、退屈しないでくれよ」

との会話ですが、セミナーってなに?
成功を祈るからには、ワトソンが講師なんですね?!
うううう、内容が気になる〜!
医学セミナー(法医学)でなければ、探偵の記録の書き方と推測されるが。
ホントに気になる!

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どうも解決来てきた事件が暗いものだったらしく、ホームズは精神不安定。
しかも、大人しく手紙チェックしてみたら、
「猫のボズウェルを探して下さい」
とか書いてあって、ご機嫌斜めの頂点に。
おかげで、あっちゃふらふら、こっちゃふらふらの超不摂生生活。
挙句、午前様したら鍵を忘れてて、家に入れない。
……と思ったら、ハドソンさん、徹夜で待ってくれてました。
いかんよ、そんなみんなに心配かけちゃ。

案の定、ワトソンが帰ってくるまでには、すっかり体調を崩して
「困ったもんだ!きちんと食事をとるよう、あれほど厳しく言ったはずなのに!」
と、怒られてしまいましたとさ。

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さて、いよいよ今回の依頼人、花嫁に逃げられたというお貴族さまの登場。
ワトソンがいない間は、寝なかったくせに、
「僕は寝るから、君が相手して」
ホームズ、ワガママ全開。

仕方なく依頼人の相手をはじめたワトソン、尊大な依頼人に
「こんなに身分の高い依頼人は、初めてだろう」
と言われて、にっこり。
「いいえ、むしろ下がっていますね。前回は国王でしたから」
これは、ホームズに言われるより、きついかも。
聞き耳立ててたホームズも、思わず、
「いいぞ、ワトソン!」
とつぶやいてましたが(笑)。
「ほう、どこの国王かね?」
「それは、お教えできません。同様に、あなたの秘密も守られます」
これは説得力ありますねぇ。

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今回の警察は、レストレードくんの後輩。
レストレードは、温泉に行ったそうな!!
私も大笑いしたが、一緒に吹き出したホームズたち……
失礼よ?(笑)

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捜査してるうちに真実が分かってきて、ホームズたちは愕然。
じつは、この依頼人が極悪人だった!!
奥さんを次々と葬り去って、三人目がねらわれてるのだ!
ようは、消えた奥さんを取り戻して殺そうとしてたわけですね。
青ひげみたいなヤツだなぁ。

前に行方不明になってる二人目の奥さんの妹に、紆余曲折の末、真相を聞き出すことのできたホームズは、何も言わずに外へ。
「ご協力、いただけるのかしら?」
と、不安げに問われたワトソンの答えが、かっこいい!
「もちろんです、もう動いてますよ」

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お約束通り、今回の花嫁があわやの瞬間に間に合ったホームズたち。
なんか危ないもの持ってる相手を、ホームズがステッキで取り押さえて、ワトソンが撃ち落とすという高等技!
ものすごい早い展開ですが、スローで見てもよろしいシーンです(はいはい)。

ともかく、事件の内容が一新してるので一見の価値はあるでしょう。賛否あるかとは思いますが。


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