小 癪 な 師 匠 と 若 弟 子
+ + + The aggravating mastar and a young disciple + + +


大魔法使いと、その弟子の日々。
うめこぶ茶と、共に。

※ 一話完結型、連作短編。



 ◇ 師匠の扱い方
   「物事には、上手なやり方ってのがあるのさ」

 ◇ 魔法使いの本棚
   「もしも目に出来たのなら、君はツイてるってこと」

 ◇ 手向けの花
   「それが、たったヒトツの約束だったからさ」

 ◇ 友を選ばば
   「俺に言わせりゃ、変わったヤツだよ」

 ◇ 敵を知り己を知れば
   「最低限、知っといた方がいいことはあるわけだ」

 ◇ 運命と選択
   「選ぶのも責任取るのも自分というのの、最たる話」

 ◇ 青は藍より出でて
   「俺を怒らせないで欲しいもんだね」

 ◇ 遠方より来る者
   「こういうのも選ばれし者ってヤツなのな」

 ◇ 明の方に陽は昇り
   「魔法使いにも年明け恒例ってのがあるのさ」

 ◇ うめこぶ茶を巡る椿事
   「反則技の応酬って、ご法度のはずだけど」

 ◇ 月夜に花咲く
   「いつも聞こえてることを、忘れないからさ」

 ◇ 古より伝わりし
   「誰にでも若気の至りってのはあるもんで」

 ◇ 空の川に橋架けて
   「なんでも修行って言やいいと思ってるだろ」

 ◇ 夜光に煌くは
   「誰でも、昔話のヒトツくらいはあるってこと」

 ◇ 袖すり合うも
   「こんな始まりも有り、だよな?」

 ◇ 御伽噺の果て
   「お祭り騒ぎも、俺にとっちゃ厄介で」

 ◇ 再会の刻限
   「時には、師匠自身が動いてくれないと」

 ◇ 灼灼たる華々
   「のんびり買い物もさせてもらえないってのは無いだろ」

 ◇ 百聞は一見に
   「確かに、勝手に想像してたのはこっちだけどさ」

 ◇ 祝福という呪文
   「愚かしいくらいの一念に、敬意を表してってところ」

 ◇ 春立ちの庭掃除
   「掃除も楽じゃないっての」

 ◇ 逆鱗に触れない
   「それくらいしか思いつかないよ、今は」

 ◇ 悪夢に獏
   「でもって、風邪には」

 ◇ 絵本の中のような
   「なにもかもが、童話みたいだけど」

 ◇ 網を引き上げる
   「新年早々、手をかけさせてくれるよな」



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